恋愛運が悪い原因――それは運ではないかもしれない

恋と結婚

「私、恋愛運が悪いんです」という人がいます。出会う男がみんなクズ。毎回ひどい目に遭う。でも、それは本当に「運」でしょうか。特殊な事情がないのに恋愛運が悪いというのは、健全な自己肯定感が育っていないか、戦略を自力で考えられていないか、クズだったらさっさと次に行くというのができていないか、どれかかもしれません。

自己肯定感の低さが、失礼な扱いを引き出す

自己肯定感が低いと、自分を低く扱います。すると、いろいろなことが連鎖的に起こります。

自分を低く扱う感覚のまま他人に接して、悪気なく失礼だと思われる。「この人は自分を大事にしていないから、そういう扱いがOKな人なんだ」と思われて、実際にそう扱われる。「私のこと好き?」「浮気してない?」と聞いてイラッとされる。褒められても「本当の自分をちゃんと見てくれてないんだ」と不機嫌になって、相手をがっかりさせる。自信がないから尽くしすぎるし、我慢しすぎて相手が調子に乗る。そして、いきなり我慢の限界で爆発して、情緒不安定だと思われる。

早めに縁を切る。早めに穏やかに交渉する。「こうしてくれると嬉しいな」と優しく誘導する。自己肯定感が低いと、そういう素直な対応ができないのです。だから、クズが来てもすぐに離れられないし、相手の失礼な対応を自分から引き出してしまったりしているのです。

クズが来てもすぐに離れられないのは、自分の価値が低いと思っていると、ひどい扱いが自分に相応しいような気分になってしまうほど自己肯定感が低くて、それでギリギリまで我慢してしまうからです。

モラハラ夫の正体

モラハラする夫というのがいるとしたら、彼は妻だから安心して甘えているのです。会社では自信がない。妻にマウントを取ることしかできないのです。

自信がある人は、反抗期の頃に親に言いすぎたりしながら距離感を学んで、ちょうどいい主張の仕方を身につけています。モラハラする人は、そういうトレーニングをあまり経ていない。だから、黙るか、意地悪するかになってしまう。

つまり、自己肯定感の低い人は、加害者になるか、尽くしすぎるかなのです。同じ根っこから、二つの現れ方をするのです。

少しでもモラハラされたら、すぐに逃げる

そして、少しでもモラハラされたらすぐに逃げないと危険です。繰り返しDVを受けると、無力を学習して、逃げられない人になるパターンがあるからです。

もともと知能が低い、発達障害が重いなど、弱さのある人が、クズかまともな人か判断する力が弱くて、クズから逃げられないケースもあります。逆に、最初は見た目が好きで仲良くしようと思った側が、相手の能力の低さにイライラしてモラハラ気味になっていき、エスカレートするパターンもあります。

判断力に自信がないタイプは、実家や年上の人などになんでも報告しておいた方がいい。ヤバい人だったら周りが気づけるからです。そういう環境がなければ、追い詰められていく可能性があります。もし友達に相談していたら「そいつクズだからやめとけよ」と言ってもらえたのに、そもそも孤立していて友達がいないとか、友達のアドバイスを聞かないので友達が去っていったとか、そういうパターンもあるかもしれません。

相談相手の選び方にも、判断力がいる

恋愛相談というのは、大体の素人は自分の成功パターンしか知りません。自分と違うタイプの人がどうするのが正解か、タイプ別にアドバイスできる人ばかりではないのです。いろいろな事例を知っている占い師や恋愛カウンセラーならともかく、一般人には難しい。

本当は幸せな結婚をしている人に相談したらいいのに、独身同士で話しやすいからと女子会をしていたら、同レベルの集まりなのであまりいいアドバイスは聞けないかもしれません。相談相手を厳選する、ということ自体に、高い判断力が求められるのです。その点、結婚相談所は、経験値の高い仲人さんが相談相手としているのが魅力です。

「男を見る目がない」の中身

男を見る目がないということは、自己肯定感が低いか、もしくは戦略を自力で考えるのが苦手か、クズだとすぐ逃げるべきなのに、いい人に囲まれてきたから反応が鈍い世間知らずかです。

戦略とは、自分を客観視して「自分の場合は、こういう結婚生活なら幸せになれるだろう」というのを、友達に自慢するためではなく、自分のライフスタイルの好みから逆算すること。「自分はこういう層にウケるから、こういう場所に行けば出会えそう」と計算すること。

マッチングアプリが難しいのは、実はここです。自分は友達に自慢するためではなく、自分のライフスタイルの好み的にこういう結婚生活が落ち着くだろうから、こんな人がいいな。自分はこういう層にウケるな。それを総合して、じゃあこういう人を検索してみよう——という分析を、全部自力でやらないといけない。体目的や既婚者が紛れ込んでいることだけが問題ではないのです。

そういう分析を手伝ってくれて、しかも体目的や既婚者がいない、というのが結婚相談所です。自分を客観視して「こういう人なら行けるかな」と判断するのが苦手な人も、仲人さんが手伝ってくれるというわけです。

戦略がなかったら、片っ端からたくさん会うことになります。最初はそうやってデータを集めるのも大事です。でも、何度かデートしてみたら、パターンを分析してみましょう。

そもそも出会いの場に行っていないだけで、行きさえすればなんとかなる人だっています。実は、そこが一番勇気のいるところでもあるのです。

それから、そもそも世の中には悪意のある人がいっぱいいるという前提を実感していない、人間関係に恵まれてきたタイプも、クズをすぐに損切りできません。

ちょっとわがままな子の方が、可愛い

子どもが「ねえー!おかあさーん!あそんでー!」と甘えてきたら、母親は「もー、お母さん今忙しいの」と言いながらも嬉しいのです。お母さんが美味しいものを食べている時に、厚かましく「いっこちょうだい」とおねだりしてきても、喜んで一つ分けてあげるでしょう。

もし「お母様、本当は今遊んでほしいのですが、事情もあるでしょうし、暇な時があれば遊んでくださいね」と空気を読む子どもがいたら、まともな大人からしたら、そんなに可愛くないのです。ちょっとわがままな子の方が可愛いし、美味しいものをおねだりする厚かましさも、可愛いのです。

真面目な女性から見て「性格の悪い女の方が男に愛されていて理不尽だ」と感じることがあります。でもあれは、何をしてほしいかがわかりやすいとコミュニケーションしやすいし、物分かりが良すぎるよりは可愛いからなのです。

「今はこういう気持ちなの」と実況中継してくれて、「だからこうしてほしいな」とわかりやすくリクエストしてくれる女性の方が、男性からしたら、どうしたら喜んでもらえるかわかりやすい。「暇な時は私と遊んでね」みたいな物分かりのいい真面目な女性よりも、可愛くおねだりしてくれる少しわがままな女性の方が、可愛く見えてしまうのです。我慢できすぎるタイプの女性が、あまり可愛く思われていないケースがあります。

男性は、可愛くぶりっこしながら「これで困ってるんだ」「こうしてくれたら助かるな」「ありがとう、嬉しいな、頼りになるな」とヒーロー扱いで誘導されると、ぶりっ子されているのが分かっていても、高圧的な言い方の女性や何も主張しない女性より、やはりコミュニケーションしやすいと思うものです。ぶりっ子してもコミュニケーションが成立しないなら、男性側のコミュニケーション能力や人間性に問題があるか、そもそもあまり好かれていないかだと思います。

主張しないタイプも、「どういう人間なのかわからないな」「つまらないな」と思われるかもしれません。適度な主張ができるというのは大事なのです。もちろん、そもそも常識がなくて、という理由でモテない人もいるかもしれませんが。

「異性はみんなクズ」という人と、見ている世界が違う

「異性はみんなクズだ」という人は、相手がクズだったらすぐ次に行くことができていないか、そもそもクズの反応を引き出してしまう振る舞いをしているか、その結果、本当に毎回ひどい目に遭っているのです。

そうじゃない人からしたら、恋愛して、結婚して、大事にされて、安心してパートナーと暮らしている。同じ世の中に生きているのに、見ている世界が違いすぎるのです。

恋愛運の正体は、運ではなく、自己肯定感と、戦略と、逃げ足です。病気や実家の事情など特殊な問題があるなら、まずそちらに対処する必要があります。でもそうでないなら、「運が悪い」と嘆く前に、この三つのどれが欠けているのか、振り返ってみる価値はあると思います。

自力で判断できない人は結婚相談所の仲人さんに相談すると判断を手伝ってもらえます。

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