仕事がうまくいかない時期、体調を崩して働けない時期、育児や介護で手一杯の時期——そんなとき、「自分だけ取り残されている」と感じたことはありませんか?
私自身、疲れやすい体質と向き合いながら、何度もそういう時期を経験してきました。焦りや不安で頭がいっぱいになりながらも、その「空白の時間」に少しずつ動いてきた結果、気づいたことがあります。
停滞期は、実は一番大切な仕込みの時間だったということです。
この記事では、フリーランスになるため試行錯誤してきた私が、停滞期の過ごし方・ビジネス感覚の養い方・疲れやすい人に合った商売の選び方について、実体験をもとにお伝えします。「頑張れば稼げる」という根性論ではなく、仕組みや構造を理解することの方が、長く続けるには大切だと感じているからです。
カッコいい商売より、続く商売を。そんな視点で読んでもらえると嬉しいです。
運の悪い時期こそ、成長のチャンス
停滞期にできること
運のいい時期は、仕事で忙しくて、インプットはできないもの。しかも、同じことの繰り返しになるでしょう。成長できるのは、運の悪い時期だと思っています。
体調が悪くて働けない時期や、育児や介護で手一杯の時期は焦りますよね。でも、その「空白の時間」と感じてしまいがちな時期こそが、実は一番使い方次第で価値が変わる時間だということに、フリーランスを続ける中で気づきました。そういう時期の方が、じっくり自分と向き合えるのです。
そういう時に資格について独学したり、実績になるような創作活動をしたりして過ごしていました。収入が安定しているときには、勉強や創作に時間を割く気持ちの余裕がなかなか生まれません。忙しい時期は「こなすだけ」で精一杯になりがちです。だからこそ、停滞期を「待ち時間」ではなく「仕込みの時間」と捉えることが大切です。
私が停滞期にやったこと
私は絵本を主婦の友社から出版したり、ハンドメイド作家としてお金のやり取りをして商売の感覚を練習したり、イラストのダウンロード販売をしたり、オーダーを請け負うなど、そういう時期だからこそできた体験から学んだことがあります。
絵本の出版は、十分に報酬をもらったのですが、継続できるビジネスモデルへの理解が浅い時期で、「まず自分の作品を世に出したい」という気持ちが先にありました。でも結果として、それが次の仕事につながるポートフォリオになりました。ハンドメイドの販売では、「作れること」と「売れること」は全く別の技術だということを実感しました。どんなに丁寧に作っても、見せ方や価格設定が間違えると売れません。そもそも企画段階のマーケティングが最重要です。そういう現場感覚は、本を読んでいるだけでは絶対にわかりません。
停滞期には「ずっとこのままだったらどうしよう」と思うと、自分の価値への自信が揺らぎがちですが、そうではありません。ただ、今は表に出ていないだけで、種をまいている時期なのだと思うようにしていました。
フリーランスのビジネス感覚を養う
やってみて初めてわかること
単価×回転率=利益−税金=手取り金額
人手は足りるのか?スペースは足りるのか?など、フリーランスとしてのビジネス感覚を養ういい機会になったんです。何か商品を用意して売ってみないと分からないことでした。
この式は単純に見えますが、実際に商品を売り始めると「単価を上げれば売れなくなる」「回転率を上げると品質が下がる」というジレンマに直面します。たとえばハンドメイドのアクセサリーを500円で売っていたとき、毎日10個作っても月の手取りはそれほど多くなりません。でも単価を3,000円にして、毎日3個に絞れば、同じ売上でずっと体が楽になります。どちらが疲れにくいか、考えてみると答えはすぐ出ますよね。この感覚は、体を動かして売ってみて初めて腑に落ちるものです。自然と富裕層向けになるため、そのためのデザインや企画、技術が求められることが分かります。
「しょぼいビジネス」の強み
ビジネス書を出版できるのは、肩書きの立派な人です。自然と東大卒業とか、外資系の大企業に勤めていたとか、サラリーマンの経験談が多くなります。
しょぼいビジネスは借金しなくていいのがいいところ。立派なビジネスほど借金が必要になるし、潰れる時のダメージが大きくなるものです。そういう地味な商売に関するビジネス書は、皆無と言っていいでしょう。むしろ、YouTubeやオンラインサロンの方がマシでした。
「しょぼい」という言葉には、どこかネガティブなイメージがありますが、むしろ誇りを持っていいと思います。初期投資が少なく、借金がなく、失敗しても立て直せる規模でやる。それは決して「逃げ」ではなく、疲れやすい人間が長く続けるための「戦略」なのです。大きく派手に始めた人が数年で消えていく中、地味に続けている人の方が最終的に残っています。
まず不用品を売ることから始めよう
古本や古着を売ったりもしました。不用品を売るのが勉強の第一歩ではないでしょうか?
不用品を売ることのいいところは、仕入れがゼロ円だということです。売れ残っても損をしない。写真の撮り方、説明文の書き方、価格の決め方、梱包の仕方、買い手とのやりとり——これだけの実践が、お金をかけずに学べます。最初の「商売体験」として、メルカリやラクマから始めてみることを、フリーランスを目指す人には特に勧めたいです。
売れたときの小さな達成感も、次の一歩につながります。「自分にも売れるものがあった」という体験は、思った以上に自信になります。
自分にできる仕事を自分で作る
必要な4つの要素
誰にでもできることはあるとまず信じて、自分にできる仕事は自分で作るという気持ちで、適性・方向性・作業量・度胸の4つを揃えていく必要があるのです。
適性とは、自分が苦なくできることです。得意かどうか以前に、「やっていて消耗しないか」が大事。体力がない人には、体を酷使する仕事は向きません。好きなことより、「やっても疲れにくいこと」の方が、長く続けられます。自分では「当たり前」と思っていることが、他の人には難しかったりする。そこに適性が隠れています。
方向性は、その適性をどの市場に向けるかということ。絵が描けても、子ども向けに描くのか、大人向けに描くのか、企業向けにするのかで、収入も働き方も全く変わります。同じスキルでも、向ける方向によって単価も需要もまるで違います。
作業量は、自分が週にどれくらい働けるかの正直な把握です。体調を崩しやすい人は、余裕を持ったスケジュールで受注することが長続きのコツ。無理して締め切りを守れなくなる方が、信用を失って痛手が大きい。「もう少しやれる」と感じるくらいで止めておくことが、結果的に長く続けることにつながります。
度胸は、正社員にならないで自分で少しでも商売をするなら、リスクはあって当たり前なので、何よりも大切。心細い思いやさみしい思いと一緒に、勇気も抱えて、前に進んでいければと思っています。
ビジネスモデルで変わる「稼ぎ方」の構造
単価・回転率・スケールの考え方
例えば、整体師って、アパートの一室を借りて、ベッドを一台置いて、起業したとして、1ヶ月間、休みなしで働けるでしょうか?お客さんに施術できる人数に上限があるはずです。
でも、整体じゃなくて、エステなら、もっと単価を上げれたかもしれません。広い部屋を借りて、ベッドを2台置いて、もう一人雇うという方法もあります。
イラストレーターは、自分の絵柄で描くなら一人でやる必要があって、人を雇えないけど、絵柄を自由にできない、イラストレーターの会社というのもあります。Webライターも、チームを組んでディレクターになってしまえば、こなせる量が増えて、稼ぎが増えるわけです。
このように、同じスキルでも「どんなビジネスモデルに乗せるか」で、収入の天井が全然違います。疲れやすい人ほど、自分の体力の上限を正直に把握して、その範囲内で最大化できる仕組みを考えることが重要です。「もっと働けば稼げる」という発想では、いつか必ず限界が来ます。仕組みで稼ぐ方向を早めに意識することが大切です。
ネット集客・広告収入モデルの特徴
また、ブログ、SNS、ユーチューブなどで広告収入を得るなら、整体師のように、働いた時間と収入は連動しないでしょう。リアル店舗と違って、ネット集客は、回転率が高いし、経費も少なくて済みます。
人を多く集めさえすれば、軌道に乗った後は忙しくないと考えることもできるのです。メンテナンス作業はもちろん必要であり、不労所得になることはありません。
ただし、ネットビジネスには時間がかかります。ブログで収益が出るまでに1〜2年かかることも珍しくありません。その間は収入がなくても続けられる忍耐と、他の収入源を確保しておくことが現実的な戦略です。焦って広告に大金をかけたり、急いで有料コンテンツを出しすぎたりすると、消耗してしまいます。疲れやすい人にこそ、ゆっくり積み上げるネットビジネスが向いているかもしれません。
「カッコいい商売」より「続く商売」を選ぶ
経費の少ないビジネスが強い理由
経費がかかりにくいかという視点もとても大切で、たこ焼き屋さんや中華料理屋なら、住宅街の中で、自宅の1階でやっていても、おかしくない。だから、意外と潰れません。
もしおしゃれなカフェなら、もっとおしゃれな場所に出店しなくちゃいけないし、内装や食器もお金をかけないとおしゃれになりません。バイトも雇うと、人件費が必要です。しかも、カフェなら、若い容姿の良い人を雇うのが普通です。中華料理屋なら、忙しい時は家族が手伝っていても変ではないのに。
しかも、単価が低いコーヒーです。お酒なら単価も高かったのに。しかもゆっくりおしゃべりして飲むから、回転率が悪いです。ラーメン屋ならもっと回転率が高かったかもしれません。
フリーランスに置き換えても同じことが言えます。高級感のある名刺を作ったり、ホームページに大金をかけたり、事務所を借りたりするのは「見栄」になりやすい。最初はSNSと無料ツールで十分です。経費を抑えれば、売上が少ない時期も乗り越えやすくなります。お金をかけないことは「ケチ」ではなく、「賢いリスク管理」です。
見栄を張るほど残高が減る
つまり、カッコいい商売をしようとすると、続かないかもしれません。見栄を張ろうとするほど残高が減るということに気をつける必要があります。
確定申告のために会計ソフトが扱える必要があるし、集客も大変。時代によって市場は変わっていきますから、ずっと勉強し続ける必要があります。
簿記3級の学習方法はこちらを参考にしてください。
まとめ
疲れやすい人がフリーランスとして長く続けていくには、「頑張れば稼げる」という根性論より、仕組みや構造を理解することの方がずっと大切です。
この記事でお伝えしたいことを整理すると、こういうことになります。
まず、仕事がない停滞期は、スキルや実績を仕込む絶好のチャンスです。焦らず、できることを少しずつ積み上げていきましょう。次に、ビジネス感覚は頭で読んで覚えるものではなく、不用品を売ることやハンドメイドの販売など、小さな体験を通じて体で覚えるものです。難しく考えすぎずに、まず動いてみることが一番の近道です。
そして、「しょぼいビジネス」を恥ずかしいと思わないでほしいのです。借金がなく、経費が少なく、失敗しても立て直せる商売こそ、疲れやすい人に向いています。単価・回転率・スケールの視点を持ちながら、自分の体力に合ったビジネスモデルを選ぶことが、長く稼ぎ続けるための鍵です。
カッコいい商売よりも、続く商売を選ぶ。見栄より残高を守る。その地味な選択が、数年後の自分を助けてくれます。
適性・方向性・作業量・度胸の4つをゆっくり揃えながら、自分にできる仕事を自分で作っていく。その道のりは決して楽ではないけれど、疲れやすい自分のペースで進んでいいのだと、私は思っています。
具体的にどんなスモールビジネスがあるのか、アイデアを提案している記事があります。
体力に不安があるなら、ひとりで疲れながら生きるより、協力しあって生きていけるパートナーを早めに探すという選択肢もあります。今日が一番若い日です。
マッチングアプリは体目的の男性や既婚者が混ざっていて、断るのにも仲人ではなく本人で気を遣うため、疲れやすい人には負担が大きいです。そのリスクがない結婚相談所という選択肢があります。
子どもを産むかどうかも事前に条件をはっきりさせて探すことができます。穏やかな暮らしがいいか刺激的な暮らしがいいか、大勢でワイワイしたいのか一人の時間を大切にしたいのか、車がいる場所に住みたいのかどうか、住宅ローンを借りたいのかどうかなど、事前にライフスタイルに関して条件を仲人(カウンセラー)に伝えて探してもらえるので、離婚しづらいのが結婚相談所です。
もし恋愛経験が無くても、過去の恋愛でこじれてしまった人より素直に婚活できるので、仲人さんに相談しながら進めれば大丈夫です。
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